死ぬかと思った
日本人女性の約95%以上が
「かんざしにまったく興味を持っていない」!!
……というのがわたしが勝手に想像している現実です。
そしてそんな想像上の現実に勝手に涙する、
かんざしだいすきミモモスティの未桃みもです、こんにちは!!
円グラフで表すとこんな感じでしょうか。
いや「興味なし」の割合はもっと多いのでしょうか。
長らくこのブログにわたしの大好きなかんざしの話題をあんまり…というか、まったく取り上げていなかったので、この頃の個人的なかんざし事情について語ってみることにしました。
最近、気に入っているのはこちらのかんざしです(試作品兼私物)。
シンプルにひとねじりさせたツイストの金属パーツと、これまたシンプルなパールを組み合わせた、春のお洋服に合わせやすいかんざしです。
写真ではパールは白っぽく見えますが、実際はほんのりクリームがかったやさしい色をしています。
いわゆる「キスカパール」というものでしょうか。
以前に書いた記事「互いに殺し合うふたり」でご紹介したかんざしの、パーツのぐるぐるしたツイストのものよりも、ゆるいツイストのこちらのかんざしのほうが何かと使えるタイプかもしれません。
──さて。
やっとここからが本題です!!
就寝時のかんざし事情
わたしはいつも夜に入浴します。
湯上りの髪をドライヤーで乾かした後に、一本のかんざしを使って髪の毛をまとめています。
その時に使うのは、以前もご紹介した「黒檀のかんざし」がほとんどです。
寝る時はもちろん、かんざしは外して寝ます。
ただし先週の金曜日…出かける用事があって外出し、えらく疲れ果てて帰宅しました。
やっとの思いでお風呂に入り、髪の毛を乾かしてかんざしでまとめて。
その後に夕食をとってから寝ようと思っていたのに…こともあろうに、そのまま布団にダイブして眠ってしまったのです。
本人にとっては
「ちょっとだけ仮眠…」「すぐに起きるから…」
という感じだったのですが、睡魔には勝てずそのままウトウト…ウトウト…。
「ああ…ちゃんと上着(パジャマの上に着ていた部屋着のフリース)を脱いで寝なくちゃ…」
「かんざしを外してから寝なくちゃ…」
と思いつつ、部屋の電気もテレビも点けっぱなしのまま。
おまけにつけたままのかんざしのおかげで、変な首の角度&おかしな頭の位置で、そのまま朝まで寝てしまったのです。
翌日の体調に異変が!
そんなこんなでいつものようにきちんと睡眠をとることができなかったせいでしょうか。
翌朝の土曜日。
起きると頭がガンガンガンガン激しく痛みます。もちろんすぐに痛み止め(ロキソニン)を飲みましたが、なかなか効きません。その時やっと、つけっぱなしのかんざしをもぎ取るように頭から外しました。
熱を測ってみると平熱。血圧を測ってみると高め(処方薬の副作用だったりもします)。
もともとわたしは片頭痛持ちなこともあり
「とりあえずおとなしくしていよう…そうすればきっと収まるはず…」
とふたたび横になったのですが、頭痛は収まるどころかどんどん酷くなっていきます。
そのうち吐き気もしてきて「うーんうーん」と布団にしがみつきながら耐えていたのですが。
さすがに耐えきれなくなりベッドを飛び出しお手洗いにダッシュ! なんとかセーフ!!
(汚くてスミマセン)
これを三度も繰り返し(出すものは出し尽くした)吐き気はどうにか収まったものの、相変わらず酷い頭痛にのたうち回り続けました。
おかげでこの土曜日は丸一日苦しんで終わったのでした。
翌日の日曜日はなんとか通常の体調まで回復したものの
「またあんな風になったら怖い」
と思い、できるだけ何もせず自宅で静かに過ごしていました。
本当に死ぬかと思った
「死ぬ」とか軽々しく口にしてはいけないとは思いますが…。
本当にかんざし一本で大変な目にあいました。
まあその他にも、点けたままの電気とかテレビとか、着たままの上着とか、片頭痛持ちにとって就寝時によろしくない要因(=安眠できない環境)がいろいろとあったのですが。
「かんざしをつけっぱなしで寝る」の威力は、殺人級ともいえるほどの苦しみをわたしにもたらしたのでした。
いやあ、反省反省。大反省です。
おまけに「自分の体調に関してうんぬん」という約束もいまや平気で破って書きなぐる始末です。
まあこれに関してはうん、もう…いいか…という感じなのですが。
それにしても。
自分がもっとも大切にしているものに寝首をかかれるとは、一生の不覚!!…じゃなくて。
そんなに大事にしているのなら、寝る前にちゃんと頭から外しておかなくてはいけませんよね、本当に。
今回は頭痛で済んでよかったですけれど。
下手したら寝返りをうった際に頭部に刺さったりして…それこそ生死にかかわるというものです。
世に僅かに存在するであろう「かんざし大好き!」な皆さま。
くれぐれもかんざしは就寝時には外してお休みいただきたいと思います!!
というわけで、
前置きから何から何まで余計なことばかり書いてしまいましたが。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました!!
こんな形での話題となってしまいましたが、大好きなかんざしのことを久しぶりに語ることが出来て嬉しかったです。
次回またお会いしましょう。本日はこれにて失礼いたします、それでは!!
おまけ:暗殺用としてのかんざし
「かんざし 就寝時」で検索をしていたら面白い記事を見つけました。
琉球では、男女問わず簪を着けており、女性が唯一使うことが出来る武器と言われていました。
ちなみに武器として使われる簪はジーファーと呼ばれる簪になります。
使い方は、ジーファーを相手に突き刺して、怯んだ隙に逃げるというのがほとんどですが、 暗殺用としても使われていたようです。
(途中略)
本土でも江戸初期において、武家階級ではより硬い金属に変わってきたので、 護身武器としての効果を狙っていたと言われています。
やっぱり…!
かんざしは護身用の武器にもなるのですね !!
普段はかんざしを身に着けない方も、暗い夜道を歩くときはぜひ、自分の身を護るためにアタマに一本挿しておくといい…かもしれません!!
(これって正当防衛…??)