自分の作品が選ばれるには
前回の記事「気をつけよう、写真撮影の罠」で、本当は最初に書きたかった内容を今日は綴りたいと思います。
上の記事のかんざしの写真…サムネイル画像をご覧になって、もしも気づいた方がいらっしゃったらスゴイのですが。
普段のブログ記事に載せているミモモスティ作のかんざしの写真と、大きく異なる点がひとつあります。
おそらく誰も気づかないと思うので、自分で言います。
かんざしの向きが、左右反対になっているのです!!!
わたしは今までほとんど…というか一部を除いてすべて…向かって左側に置いたコップにかんざしの軸を挿して、向かって右側にチャームがくるようにして、写真を撮り続けてきました。
なぜかというと、写真を撮るのにとてもラクなのです、これ。
いくらどれもシンプルなデザインのかんざしといえども、いざ撮影をしようというときにはチャーム部分がユラユラ揺れていたり正面を向いていなかったりします。
それをいちいち直したり調整しようとすると、右利きのわたしにとっては右側にチャームがあるほうがササッと出来るのでとても便利なのです。左側にチャームがあると、右手でいじるときに自分の手がチャームに被って見えなくなってしまうのです。
でもある時に、よくよく考えてみて…
「これってかんざしの向きとして逆なんじゃない?」
と思ったのです。
かんざしの基本的な(初歩的な?)挿し方というのは、たぶん…右利きの人が挿す時は…。
- ひとつに束ねた髪の毛をぐるぐるとねじって
- ねじった髪の毛を上げるか下ろすかして
- かんざしを毛束の右手側から左手側へブスリと挿して
- 軸に髪の毛をかぶせて(わたしはここで毛先も巻きつけます)
- かんざしの先端を左→右にひっくり返して
- 地肌に沿うようにかんざしを挿しこんで
そうして完成!!…という感じだと思います。
(文字で書いてもちょっとわかりにくいですね。本当は絵などで解説したいところですが、あいにく上手に描けなくて…すみません)
そうすると軸の先端が右手側にきて、チャームが左手側にくる…はずです。
あれっ? でも、正面から(他人から)見た時は反対になる…?
かんざしをつけた人と対面するときは、向かって左側が軸の先端になって、向かって右側にチャームがくることになります…よね?
だからもしかして、プロフ画像のかんざしの向きは間違いで…
あああああ…わからなくなってしまいました…!!
だってかんざしを「一本挿しかんざし」としてではなく「飾りかんざし」として挿す場合は、逆に右手側→左手側に挿しています、少なくともわたしは。
とすると、相手から見て向かって左→右というのは決して間違いではない???
↓「着画作成キット」のおねーさんも、右手側→左手側にかんざしを挿す仕組みになっています。
もう何が正しくて何が間違いなのだか、自分でもさっぱりわかりません。
もしかしてもともとかんざしの向きに正解なんてなくて、右→左でも左→右でもどちらでも、それこそ撮りやすい向きでいいのかもしれないと思ったり…。
でも。でもどうせなら。
写真に撮った時に少しでも見栄えの良い向きで…それこそ「映える」ような…。
そんなかんざしの向きを考えて、模索して、行きついた結論があります。
他の作品ではなく自分の作品を選んでもらうために。
ひとの心に訴えかけるような手段、
心理学的に効果のある構図でもって写真撮影を行う、ということ。
これがポイントなのではないかなあ、と。
そう思ったわけなのですよ。
で、いろいろと調べて、実践していこうとしている今現在なのです。
が、長くなってしまったので、今日はこのへんで終わりにして、続きは次回のブログ記事に綴りたいと思います。
というわけで本日はここまで!
ご覧いただきありがとうございました、それではまた!!!
【 オマケ 】
でもやっぱり気になってしまって、ネットで「かんざし 向き」と検索してみたところ…。
和装小物の専門店である「銀座かなめ屋」さんのホームページで、かんざしの挿し方についてこう書かれていました。
本来かんざしは、頭の右斜め後ろ、やや上方から足を斜め下向きにして、かんざしの峰の表面が外側を向くように挿します。 かんざしの作り、形状も、そうしてお挿しになられたときに、一番かんざしがきれいに髪に映るようデザインされています。
引用元:銀座かなめ屋ホームページ
ということは…つまり、右手側から左手側にかんざしが挿されている状態が正解なのであって…。
逆方向に…左から右に一本挿しかんざしをつけているわたしが不正解ということになるのでは…?
えええええーーー、ショックです!!
今になってそんなことを言われても、もう反対向きのかんざしの挿し方に慣れてしまっているし変えられないですよ~。
でもプロフ画像の挿し方で合っているということですかね? それならそれでよかったけれども…複雑です…。