ミモモスティの身も心もハンドメイド

かんざし・モンチッチ・リカちゃん人形が好きです

大好きな「かんざし」や
「モンチッチ」「リカちゃん」
ハンドメイドについて語ります
2020年末に発病した膠原病の一種
「混合性結合組織病(MCTD)」
についての症状も記録しています

ファイヤーポリッシュとは?

f:id:mimomosty:20201203120134j:plain

先日ご紹介した「銀河の碧い石のかんざし」で使用したチェコビーズです。8mmサイズ。

 

mimomosty.hatenablog.com

 

コレが、ただのビーズではないのですよ奥さん!

正確には

チェコビーズ ファイヤーポリッシュ ラズベリーダブルコート

という名称なのです。が、

この

「『ファイヤーポリッシュ』とは一体なんなんだ?」

という疑問を、ビーズを扱うハンドメイド作家は誰しも一度は抱くことでしょう。

ハイ、もちろんわたしもです。

なので、今回改めてこの「ファイヤーポリッシュ」について調べてみたので、ここにまとめておきます。

f:id:mimomosty:20201203121633j:plain

「ファイヤポリッシュ」「ファイアーポリッシュ」と呼び方はいろいろありますが、当ブログでは「ファイヤーポリッシュ」に統一しておきますね。

 

この「ファイヤーポリッシュ」を英語で書くと「Fire Polish」です。略して「FP」。

直訳すると「Fire(火で)」「Polish(磨く)」となります。

そう「ファイヤーポリッシュ」とは、ビーズの製造方法の一種なのです。

しかも、火で磨く(!)という、とても独特な製法でもあるのです。

f:id:mimomosty:20201203122953j:plain

ちなみに「ファイヤーポリッシュ」を辞書で調べるとこう書かれています。

 

ガラスの表面をバーナーの火炎で溶かす加工、あるいはその加工により作られたガラス製品を意味する語。火炎研磨ともいう。ファイヤーポリッシュの技法は、艶出しや欠けの防止などに効果があるといわれる。特にチェコの伝統的なガラスビーズに特徴的な技法として知られている。

引用元:Weblio辞書

 

ほうほう、なるほど〜……。
「火炎研磨」なんて、なんだか必殺技の名前みたいで、自分の中の厨二心をちょっぴりくすぐられてしまいますが(おいおい)。

 

ファイヤーポリッシュビーズ独特のあのキラキラな艶感、柔らかな光沢は、カットしたガラスを火で炙って実現しているものなのですね!

f:id:mimomosty:20201203125859j:plain

さらに今回ご紹介したファイヤーポリッシュビーズは「ラズベリー ダブルコート」という特殊なコーティングが施されています。

 

ダブルコート」とは一体何かというと、二色を重ねたコーティング技法です。

このコーティングにより、光の当たり方で色の見え方がさまざまなものに変化するのですね。

それは紫色だったり、ピンク色だったり、はたまた金色のような輝きを見せたり…。

 

本当に、調べれば調べるほど、奥の深いビーズでありました、

ファイヤーポリッシュ チェコビーズ。

 

……と、長くなってしまいましたが。

 

こんなに手間暇かけて作られた素晴らしいビーズだということを知って、その愛おしさはますます募るばかりであります!

   

【最後にひとつだけお願いです】

上に記載した製法により、チェコファイヤーポリッシュシリーズのビーズは生産ごとに色むらが生じる場合があります。

色の出方も、ひとつひとつの個体差が大きいです。

同じものは二つとしてない、この世にたったひとつの稀有な存在として、お手元のビーズをどうか愛でてあげてくださいませ。