続・大人の発達心理学「人形遊び」は成人の精神に9つもの効果がある
前回のブログ記事
「子どもの発達心理学的に「ごっこ遊び」は最高!大人の場合どうなのか」
の最後でわたし
「大人の精神はすでに出来上がっているので、これ以上は発達しないのではないか」
と書きました、が。
記事をアップしたあとすぐに「はてなブログタグ」で「発達心理学」の項目を見たところ「人の精神は生涯発達している」とあって「ええええ!?」となり。
慌てて「追記」を書いたのでした。
▼ 前回の記事
mimomosty.hatenablog.com
こうしてコレを書いている今も、わたしの精神は発達しているのでしょうか…。
それとも退化しているのでしょうか…謎です。ミモモスティの未桃みもです。
こんにちは!!
精神医学のプロに聞いてみた
人形遊びと大人の精神
昨日は三週間ぶりの精神科の通院日でした。
たまに体調を崩したりしつつも、割と症状も落ち着いていて良好なこの頃。このまま様子をみましょうということで、処方薬の内容も特に変わりませんでした。
(「薬の飲み忘れ」はすごく注意されちゃいました、えへ)
主治医「最近は何か特別な出来事とかあった?」
わたし「実家に帰ったりして…親戚の6歳の女の子と遊んだりしました」
そこでふと思ったわたし。
主治医である女医先生に「人形のごっこ遊び」の効果について尋ねてみることにしました。
わたし「子どもの発達心理学的に『ごっこ遊び』がとてもいいと聞いたのでかなり頑張って遊んであげたのですけれど、これって大人の精神にもいいのでしょうかね?」
主治医「うーん…?? そうねえ…」
戸惑い思い悩む医師。
そりゃそうですよね、こんなトンチンカンなことを言い出す患者なんてめったにいませんよね普通。
それに「心理学」と「精神医学」って別物なのでは…? といま冷静になって思ったりしました。
先生の解説によると
しかしそこはさすが精神科医。
いろいろなことを例えにして、丁寧に解説をしてくださいました。
ただ…わたしのアタマがついていけなくて、先生のおっしゃることの半分も理解できなかったのだけれど!(←これ大きな問題)
主治医「ごっこ遊びはヒョウショウ的(←これが最初はわからなかった)な面では確かに子どもにいい影響を与えるかもしれないね」
わたし「はい…(ヒョウショウってなんだろう? あとでググってみなきゃ)」
主治医「その他にも…子どもにとってはウンタラカンタラで…(←難しい内容)」
わたし「ふむふむ(←わかっていない)」
ちなみに「ヒョウショウ」とは…
ひょう‐しょう【表象】 の解説
哲学・心理学で、直観的に心に思い浮かべられる外的対象像をいう。知覚的、具象的であり、抽象的な事象を表す概念や理念とは異なる。心像。
出典元:goo辞書
うーん…???
ますますもってわからないのですけれど。
ストレスやトラウマを克服する
主治医「あと例えば…東日本大震災のあとに子ども達が『津波ごっこ』をして遊んでいて、大人は『けしからん!』と叱るケースがけっこうあったけれど、ああいう遊びもストレスやトラウマを乗り越えるために必要なことなのよね」
あ、この話はわたしも聞いたことがあります!!
わたしの場合は
「『9.11(アメリカ同時多発テロ事件)』のあと、世界中の子どもたちが積み木やブロックを積んで建物を模したものに、飛行機のおもちゃを何度も突っ込ませる行為に興じていた」
というのを、新聞記事か何かで見聞きしたのですが。
そうか…トラウマ克服か…。
「大人のトラウマ」は人形の「ごっこ遊び」で克服できないものでしょうかね。
たとえば家庭科の被服の時間にひとりだけ、授業から置いてけぼりをくらった過去のトラウマとか(笑)。
(※「復活『はてなスター』&お金があれば何でも買える家族も友達も恋人も」の記事を参照)
発達心理学はやはり子どもがメインなのか
その他にもちょこちょことお話を伺いましたが。
主治医の先生の話は主に子どもの発達心理に終始して、肝心の大人はどうなのかというのはほとんど聞き出すことができませんでした、残念。
なので。
あらためて自分なりに調べたり思ったりしたことを、簡単にでもまとめてみたいと思います。
なお、あらかじめ申しておきますが。
わたしは心理学や精神医学に関してはまっったくの素人なので、これから書くことに医学的・科学的な根拠は一切ございませんのであしからず…。
大人の精神は子どもと同じように再発達するのか
前回のブログ記事にも書きましたが。
「ごっこ遊び」によって培われる子どもの能力や性質には、以下のようなものがあるらしいです。
- 集中力
- 記憶力
- 自己肯定感
- 自尊心
- 計画性
- 想像力
- 協調性
- 自制心
- 言語力
では「大人が『ごっこ遊び』をした場合」これらはどうなるか。
そのまま当てはめて考えてみました。
- 集中力→まあ鍛えられそう、疲れるけど
- 記憶力→???
- 自己肯定感→人形を通して「やればできる」感がアップ?
- 自尊心→高まる…?
- 計画性→うーん、人形世界の物語を構築するのに鍛えられるかも
- 想像力→復活しそう。大人になると妄想力が退化しがちな気がするし
- 協調性→というよりも相手に合わせたシチュエーションプレイ能力の向上?
- 自制心→上に同じ
- 言語力→アタマで考えてしゃべるから鍛えられる(実感済み)
「?」が多いですね…。
実感としてはそれだけ「よくわからん!」なことが多いということですね。
「集中力」「計画性」「想像力」「協調性」「自制心」「言語力」が鍛えられそうなのはなんとなくわかりました。
言語力については…。
日本語以外の言語のみで、たとえば「しゃべるのはぜんぶ英語で!」という設定にして遊べば、それはそれで別の能力がすごく鍛えられそうですね!!
(「ハロー」とか「グッモーニン」とかばっかり言いそうになる予感しかない)
大人独自の効能についてまとめてみた
「子どもの発達と大人の発達はやはり違うのではないか?」
と改めて思いました。
なので、ここではいったん「発達」という過程は置いといて。
大人が人形で「ごっこ遊び」をした場合に得ることができる効能について、ざっとまとめてみました。
- 相手(主に子ども)とより円滑なコミュニケーションを図れるようになる
┗ 大人自身もコミュニケーション能力の発達や発展につながる
┗ 譲り合いの精神や相手をいたわる気持ちを改めて身につける
┗ 意思の疎通や情報の伝達をスムーズに行えるようになる - 人形の生き様を通して、自身の人生を振り返り思いを馳せる
┗ 童心に返って楽しむ→ストレス解消になる
┗ 今後の人生設計を築くきっかけとなる
┗ 過去のトラウマを克服することも可能(?) - 人形の生き様を通して、全く別の人生をやり直す
┗ 「もしも~だったら」という考えに気がつく
┗ 新たな生き方を模索する転機となる
┗ 人生における新しい目標を掲げ、自信・自尊心を取り戻す
……などですかね。
どれもなんだかもっともらしく言っていますが、けっこう適当に書いていますごめんなさい。
これを書きながら
「わたしも人形の『ごっこ遊び』を通して、新たな生き方を模索できたらいいなあ…」
とか考えています。マジで。
えっ。もしかしてこれって現実逃避の一種?
おまけ:脳の活性化で認知症の予防に!
「大人 発達心理学」「成人発達心理学」で検索をすると、けっこうたくさんの学術記事が見つかるのですが。
その多くが、かの有名な「マズローの欲求五段階説(自己実現理論)」に似た感じだなあ…という印象を受けました。
(保健体育の授業で教わりますよね。忘れてしまった方は >>こちら で検索!)
そのかわりに! 新たな発見をしました!!
「高齢者 介護 人形」「高齢者 人形療法」で検索をすると、かなり多くの記事がヒットしたのですよ!
どうやら高齢者の認知症などの予防には、人形を使った「会話」が効果的らしいのです。
高齢者に限らず、人間は他人と会話をすると脳が刺激され、不安感やストレスの軽減につながります。
この他人とのコミュニケーションは、高齢者が患いやすい認知症の予防にも効果が期待されているほどです。
反対に、交流が少なくなると脳への刺激が少なくなります。
脳を使うことが少なくなった結果、認知症を患う可能性も高くなるでしょう。
出典元:フランスベッド-会話ができるぬいぐるみのコミュニケーション効果とは
▼ あと、こんな記事もあったり。
www.scw.ac.jp
やはり人と人との会話は脳にいい影響があるのですね。
しかも人形を使っての「ごっこ遊び」ならアタマをさらに使うので、とても理想的な会話方法といえるでしょう。
これぞまさしく「脳の活性化」であります!!
来たるべき高齢化社会に備えて、ぜひ人形を通して会話を紡ぎ、認知機能をフル活用&ハイパー活性化させてみてはいかがでしょうか。
わたしも人形での「ごっこ遊び」を楽しんで、立派な大人のひとりとして今後とも成長していきたいと思った今日でした!
長くなってすみません。ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
本日はこのへんで失礼いたします。
また次回にお会いしましょう。それでは!!