ミモモスティの身も心もハンドメイド

かんざし・モンチッチ・リカちゃん人形が好きです

大好きな「かんざし」や
「モンチッチ」「リカちゃん」
ハンドメイドについて語ります
2020年末に発病した膠原病の一種
「混合性結合組織病(MCTD)」
についての症状も記録しています

子どもの発達心理学的に「ごっこ遊び」は最高!大人の場合どうなのか

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子どもの頃、人形を使ってごっこ遊び」をしていましたか?

わたしは「リカちゃん人形」は持っていなかったのですが。
シルバニアファミリーの人形や小物、家具はけっこうそろえて遊んでいたような気がします。

ごっこ遊び」というのは、子どもの発達心理学的にとても良い効果があるそうですね!
ネットでざっと検索してみただけで、ものすごく大量の記事や論文がヒットします。

発達心理学の権威、心理学者のレフ・ヴィゴツキーは、ごっこ遊びを「認知・情緒・社会的発達をうながす高度な遊び」ととらえています。
ごっこ遊びをする子どもたちは、キャラクターやヒーローなどになりきることで、集中力や記憶力、自分の能力に対する自信を養います。
また、自分たちで話をつくりあげていくので、計画性や創造力も育まれます。
さらに、さまざまに考えを出し合いながら自分たちで役割分担をするなどコミュニケーションが活発になるので、協調性や自制心も身につきます。
出典元:ごっこ遊びで「子どもの頭がよくなる」理由


diamond.jp

まあざっくり言うと。
集中力や記憶力、自己肯定感、計画性や想像力、協調性や自制心などなど、多数の能力が培われる…ということですね。

じゃあ大人の場合はどうなんでしょう?

「今からでも真剣に『ごっこ遊び』に取り組めば、大人でも集中力・記憶力・自己肯定感・計画性・想像力・協調性・自制心が身につくのではないか?」

という疑問を解き明かしていくのが、今回のテーマです。

集中力も記憶力も自己肯定感も計画性も想像力も協調性も自制心も、すべてにおいてどこか欠けている自覚アリ、
ミモモスティの未桃みもですこんにちは!

 

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このあいだ実家に帰った話を。

親戚の6歳の女の子を実家で預かるということで「ぜひ手伝いにきてほしい」と親から要請されたのです。

6歳の女の子…名前を仮に「Kちゃん」としましょう…は、わたしに「アクアカール みさきちゃん」「ミキちゃんマキちゃん」の人形を貸してくれた恩人です。

登場人物の人形みさきちゃんとミキちゃんとマキちゃん

ミキちゃんとマキちゃんがどっちだか
しょっちゅうわからなくなる


Kちゃんに
「『みさきちゃん』と『ミキちゃんマキちゃん』をもうちょっとだけ借りててもいいかな~…?」

とお願いしたら「いいよー!」と快く了承してくれました。

ひゃあ嬉しい!!

お礼にこの日はめいっぱい遊びに付き合ってあげることにしました。

 

……いや違う。真の目的は

「人形の『ごっこ遊び』で大人の精神状態に変化はみられるのか?」

という疑問の解決であります!!

 

 

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めちゃくちゃ真剣に遊んでみた

6歳女児が好む謎の設定

「みさきちゃん」「ミキちゃんマキちゃん」を持参していざ実家へ。

丸一日、彼女ら人形を使った「ごっこ遊び」に、かなり本気を出して真剣に取り組んでみました。

人形世界の設定づくりはKちゃんにまかせました。

するとなぜか

「ミキちゃんマキちゃん」の両親は他界していて、高校生の「みさきちゃん」が昼間は学校に行き、夕方からはアイスクリーム屋さんでアルバイトをしてふたりを養ってい

という謎設定になりました。苦労人ですね、みさきちゃん。

 

先日ダイソーで買った「エリーちゃん」の衣装でもある制服二着が、ここで大活躍してくれました。

ダイソーで購入した「エリーちゃん」の学校の制服とスイーツショップ店員さんの制服

ダイソーで購入した
「エリーちゃん」の服2セット


わたしは「みさきちゃん」が学校に行くたびにわざわざ制服に着替えたり、バイトに行くだびにまた着替えたり…という作業が果てしなく面倒くさかったのですが。

Kちゃんはそんなことおくびにも出さず、楽しそうに次から次へと着替えをさせていたのが印象的でした。

やはり女児、着せ替え遊びがお好きな模様です。

後半戦は「お医者さんごっこ」に

そして。
人形遊びも後半にさしかかると、だんだんと「お医者さんごっこメインにシフトしていきました。

「ミキちゃんマキちゃん」が交通事故にあって重体。救急車で病院に運ばれて緊急手術。一命はとりとめたものの、過去の記憶をすべてなくしてしまう…。

というストーリーをKちゃんから指定されました。なんじゃそりゃ。
そういうアニメか何か流行っているのでしょうか?
(ちなみにKちゃん自身は事故にあったことも入院や手術をしたことも一切ありません)

何がそこまで女児の心を惹きつけるのか

お医者さんごっこ(厳密には事故→手術→記憶喪失ごっこ)はかなり何度も何度も繰り返されました。

失われた記憶がもとに戻るところでいったん終了。
そして再び事故にあって救急車で運ばれて…の繰り返し。

それでもKちゃんもわたしも、かなり真剣に人形たちの役割を演じていました。

事故に遭う「ミキちゃんマキちゃん」の役がKちゃん、
「みさきちゃん」やその他の医者などはすべてわたしの役です。

交通事故シーンはより臨場感をもって再現。
難しい手術はブラックジャック先生も顔負けの天才技術でもってこなしました。
記憶喪失の判明時の悲壮感も忘れてはなりません。

しかしなんなんだろう…?
事故にあったり手術をしたりというのが、女児のこころを惹きつけるのでしょうか。

他には。
「みさきちゃん」が友人の結婚式に招待されたり(自身の結婚式ではないところがリアル笑)、夏祭りに行ったりなどと、他愛のない日常生活のイベントを延々と繰り返していました。

 

結論:大人の発達心理学的には…

脳の活性化に良いかも

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結論としては。

とにかく、疲れた です。


その場に座って人形を介してしゃべっているだけなので、比較的ラクかと思いきや。

これがかなり頭を使うのです。

子どもにもわかりやすい言葉を選びつつ人形に言わせなければならないので、非常に気を遣います。
起承転結を織り交ぜつつも、ストーリーに破綻があってはいけません。

セリフもずーっとしゃべっていなくてはいけないので口も疲れました。
しかも同じシチュエーションを何度も何度も繰り返すという…。

これでは大人の精神を疲弊させるばかりで、果たしていい影響などあるのかは疑問です。
ただ、ふだんぼんやりと生きているわたしにとっては「脳の活性化」に良さそうな気もしました。

大人の精神は発達するのか

あとは「大人の発達心理学的」にどうかというと…どうなんでしょう。

「大人の精神はすでに出来上がっているので、これ以上は発達しないのではないか *1

というのが、いま思いついたわたしの見解です。
(あくまでもわたしは心理学については素人なので、実際はどうなのかはわかりかねます)

各種能力を高めるためには「発達」というよりも、訓練による成長、慣れ、行動のパターン化などが良いのではないのでしょうかね。

 

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来週にも実家に帰る予定なので、その時またKちゃんとの人形遊びにトライしてみたいと思います。
そして疲労感以外に何か得るものはないか、改めて探っていきたいところですね。

こんなふうに今のわたしと人形遊びをしてくれるのはKちゃんくらいです。
そのKちゃんも今春から小学一年生。
勉強や習い事、お友達と遊ぶのに忙しくなって、そのうちにわたしなんぞと遊ぶヒマもなくなることでしょう。

いいや。
ひとりで人形で遊ぶことにします…。

 

そんな寂しい大人のブログ記事をここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
次回の記事でお会いしましょう。
それではまた、ごきげんよう…!!

 

*1:追記:先ほどWikipediaで「発達心理学」を調べたところ。
人の精神は生涯発達しているとのことです!

かつては、子どもが大人になるまでの過程が発達であると考えられていたが、現在では老年期までも含め、人は生涯を通して変化・成長を続けるものと捉えられるようになったため、発達心理学の研究対象も、加齢による人の一生涯の変化過程となった。一生涯を研究対象とする視点を強調するために、生涯発達心理学と呼称される場合もある。
出典元:発達心理学-Wikipedia


これはなかなか興味深いですね…。
もうちょっと詳しく調べてみたくなりました!!

┗ 追記その2:次のブログ記事の
続・大人の発達心理学「人形遊び」は成人の精神に9つもの効果がある
に「成人発達心理学」についての見解を書いてみました(2021/04/06)

mimomosty.hatenablog.com