100円で作品を変える裏ワザ
なんとも怪しげなタイトルですね!!
とうとうミモモスティも「ソッチ系」の人間になってしまったのかと思われかねない、このタイトル画像。
それになんでしょう「100円」って。税抜き価格?? 今は消費税が10%だから、本体価格が100円なら正確には110円でしょうに。
それにしても今回も写真ネタですってよ。写真の話をずいぶんと引っ張りますね。他に書くことはないのでしょうか、そんなこんなのミモモスティの未桃みもです。こんにちは!!
先日に書いた「気をつけよう、写真撮影の罠」というブログ記事にて
「よーし、近いうちに百円ショップに行って、青みがかっていない大き目の用紙を探して買おう! と決めました。善は急げ!!」
と宣言をした通り、さっそく行ってきましたよ。みんなが大好き百円ショップダイソーへ。
目的はもちろん「青みがかっていない大き目の白い紙」です。ハンドメイド作品を撮影する時の背景にするためです。
しかし実はわたしは二の足を踏んでいました。
売り場で白い紙を見て、その紙が青みがかっているのかいないのか、撮影に適した白色をしているのか、きちんと自分で判別する自信がまったくなかったのです。店内の照明の色や明るさも関係しますしね。
それでも自宅の最寄りのダイソーの店舗内にて、画用紙や模造紙の置かれたコーナーをぐるっと見てみると…
「『いろんな白色』の紙がある!!」
と、すぐにそれらひとつひとつの色の違いがわかりました。
黄色っぽい白、青や緑を思わせるような白、やや灰色がかった白…。
どれが撮影用背景にピッタリなのか瞬時にはわからず、ちょっとだけ悩み、とりあえず色合いが微妙に違う三種の画用紙と、サイズ違いの大き目の画用紙をひとつ、合計四種類の紙を購入してみることにしました。
それぞれの紙を単体でパッと見ただけではその色の特徴がわからないのですが、こうやって並べてみるとなんとなくわかりますね。
それぞれの色を比較&検証するために、一時的にナンバリングしてみました。
★「Drawing paper 画用紙 八ツ切」と「Drawing paper 画用紙 四ツ切」はサイズ違いの同じ色の画用紙なので「八ツ切」のほうにのみ番号を振ってあります。
それでは各用紙の特徴を見ていきましょう。
ダイソーの白色用紙を比較してみた
画用紙の種類と特徴
①COLOR PAPER しろ
まずひとつめは安心の日本製「COLOR PAPER」画用紙シリーズの「色画用紙:しろ」です。
他の紙と比較でもしなければ「普通の白色」以外の何物でもありませんね。
特に青みを感じさせるような白色ではないことは確かです。写真では分かりづらいのですが、多少黄色みがかっているような気もします。
②COLOR PAPER スノーホワイト
ふたつめは「COLOR PAPER」画用紙シリーズの「色画用紙:スノーホワイト」です。
さっきの「しろ」と比べると、若干青っぽいような緑色っぽいような…何とも言えない不思議な白色をしています。まさに「スノーホワイト」の名前どおりの白色ともいえるでしょう。
でもやはり写真だけではよくわかりませんよね。
③Drawing paper 画用紙
三つめは「Drawing paper 画用紙」シリーズの「八ツ切サイズ」です。
この「Drawing paper 画用紙シリーズ」はサイズ違いがあるのが特色で、色の名前は特に記載されておらず、白以外の色はありませんでした(たぶん…少なくともわたしが行ったダイソーには置いていなかったです)。
「COLOR PAPERシリーズ」の白色よりもやや暗く「濃い白色」という感じの色味をしています。紙質もほんのちょっとだけ厚みが増しています。
この暗めの色は「例のプリンター用紙*1」を彷彿とさせます。大丈夫かな…?
①から④まで並べてみた
プリンター用紙を④に追加
とりあえず上記の①~③と、オマケの④として「例のプリンター用紙」でもある「富士フイルム インクジェットプリンター用紙 画彩 両面上質普通紙仕上げ A4 250枚」も比較対象に加えました。
そして「例の撮影ボックス*2」に並べて入れて、LED照明のスイッチをON!
左から順に①②③④と紙が並んでいます(ちょっと見えにくいかも…)。
ナンバリングしてみた
一部の紙の色が後ろの色と同化しすぎてあまりにも分かりづらかったので、①から順に番号を振ってみました。
ちなみに下に敷いているのは背景用の白色の不織布です。
①COLOR PAPER しろ
②COLOR PAPER スノーホワイト
③Drawing paper 画用紙
④プリンター用紙
です。
特に①が不織布の背景色とかなり同化していますね。これはイイ感じです。期待に胸が高まります!!
さっそくシンプルなかんざし(コットンパール付き四連ダイヤフレームのかんざし)を使って、それぞれの紙を背景に撮影をしていきましょう。
実際に撮影してみた
①COLOR PAPER しろ
おおー、これはかなりキレイな仕上がりです!! さすが背景の不織布の白色と同化していただけはあります。
「もう比較するのはこれで終わりでいいんじゃないの?」と思ってしまうくらい完璧な色&明るさです。拍手!!
あえて欠点を言うのであれば、少し黄色みがかっているような気もしないでもない…そんなところでしょうか。
②COLOR PAPER スノーホワイト
うーん…これも悪くはない…と思うのです、が。
やや青みがかっているのがどうしても気になります。青というか、緑っぽいというか。
背景が少しだけ暗いイメージになってしまっていますね。
でもあまり気にしない人にとっては、この程度ならそんなに違和感を感じないかもしれません。
③Drawing paper 画用紙
これもなかなか明るくきれいに撮れました! 紙の色からして、もっと灰色っぽく写るかなと思ったのですが…「まさに白色!」といったイメージです。
①の「COLOR PAPER しろ」から黄色みを差し引いたような色味でもあります。
この③か、先ほどの①を使って撮影をするのがよいのではないのかなあ、と考えたりしました。
④例のプリンター用紙
うわぁ、これは暗いです…! 思っていた以上に薄暗い雰囲気の写真になってしまいました!!
背景が「白」というよりも「グレー」という雰囲気になってしまっています。「あー、やっぱり…」というのが率直な感想です。
印刷用紙はやはり背景には向かないのですね。とても残念。
そしてこの紙のさらなる難点は、ある程度の厚みがあり丈夫な画用紙と比べてペラペラの薄い普通の紙なので、折り目やシワがつきやすく、しかもそれが写真に写りこみやすいというのが挙げられます。
印刷用紙は普通に印刷用に使うのがいちばん無難ですね。
背景用紙のまとめ
…というわけで。
ダイソーの白い画用紙と、例のプリンター用紙の計四種類の紙を比較検証してみたのですが、いかがでしたでしょうか?
わたしとしてはやはり「①COLOR PAPER しろ」か「③Drawing paper 画用紙」のどちらかを背景にするのがいいかなあ、と思います。
たとえ撮影ボックスを使っていなくても、
背景が変われば作品の印象も大きく変化します。
しかもそれがたったの100円(※正確には税込み110円)で出来るのです。いい写真を撮るためには、背景用紙にはとことんこだわりたいですね。
これをご覧になっている方も是非、100円ショップのものでも十分なので、お好みの色・明るさの写真を撮るべく背景の紙をいろいろと試してみてはいかがでしょうか。
今日もまた長々と綴ってスミマセン。
ここまでご覧いただき誠にありがとうございます。心から感謝致しております。
本日はこれにて失礼いたします。
また次回にお会いしましょう、 それではまた!!