アクセサリーパーツ「アセチ」とは?
「アセチ」というものをご存じですか?
一般名称は「セルロースアセテート(酢酸繊維素樹脂)」。「アセチ」というのはダイセル化学工業株式会社の登録商標で、英語で書くと「ACETY」。プラスチックの一種です。
(商標登録されているので「アセチ®」と書くべきかなとも思ったのですが、特に®はつけなくてもよいらしいので省略します)。
ハンドメイドアクセサリーのパーツを購入される方は、もしかして「アセチ」や「アセテート」という言葉を目にしたことがあるかもしれません。
ちなみにわたしは、最初はかんざしの素材で「アセチ」と「アセテート」を知りました。ただイメージとしては「普通のプラスチックよりも丈夫で折れにくいかんざし」という程度の認識しかありませんでした。
しかし。
今回あらためて「そもそも『アセチ』って何?」という疑問がムクムクと湧きあがり、いろいろと調べてみると…。
「アセチ」というものが、いかにすごい素材かというのがわかってきたのです!!
「アセチ」は何からできている?
一般的に「樹脂(プラスチック)」といえば石油を主原料として作られます。が「アセチ」は綿やパルプなどの植物繊維素をベースに作られています。
そのため、自然素材由来ならではの肌触りの優しさや、あたたかみなどを備えています。アレルギーの心配も少ない、人体に対して安全性の高い物質です。
環境にも優しい
たとえば、約半年前のレジ袋有料化の際に話題になった「バイオマスプラスチック(生物由来の有機物資源)」に、この「アセチ」も該当します。
石油などの限りある資源の節約につながり、リサイクルが可能なためゴミの削減になり、焼却しても二酸化炭素を発生しないため地球温暖化の防止に役立ちます。
まさに「アセチ」は人にも地球にも優しい、現代のための素材といえます。
「アセチ」のいいところは?
非常に丈夫で壊れにくい
いわゆる一般のプラスチック(石油から生成された合成樹脂)よりしなやかでやわらかく、耐衝撃性に優れています。折れたり割れたりしにくいという利点があります。
奥行きのある美しい色合い
別名「プラスチックの宝石」とも言われるほど「アセチ」はその透明度の高さが特徴的です。艶や光沢を放ち、複雑な色柄を生み出すこともできるため、アクセサリーの原材料にはぴったりといえます。
さまざまな形に加工しやすい
植物性のため、木のように容易に切削をすることができます。また60℃の熱で変形しはじめるので、曲げたりねじったりすることも比較的簡単です。そのためメガネのフレームをはじめとして、さまざまな日用品に利用されています。
──というわけで。
アクセサリーパーツのひとつとして最適な「アセチ」の良さ&その魅力、存分にお分かりいただけましたでしょうか。
強靭でしなやか、色模様も綺麗で加工も容易という、まさにかんざし本体やかんざしの飾りにぴったりの素材であるといえますよね。
今回、画像でもご紹介したタイル状の二色のアセチパーツを利用して、さっそくいくつかのアクセサリーを作成してみました。
今日は長くなってしまったので、この続きは次回のブログ記事にてご紹介したいと思います。
お楽しみに!! !
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